これも昔話ですが、コロナ禍の前年、夜 高田馬場駅から降りたら、ひとりのストリートミュージシャンが、ギター1本で小雨の中歌っているのに遭遇。
歌声が気になったので、離れた位置で、しばし傘を差したまま立ち止まって聴きました。
若くはない男性で(あとで検索して彼のプロフィールを確認したところ43才)「いまさらプロを目指すということでもなく、昔作って演奏していた歌をそのままにはしたくなくて、改めてストリートで歌い始めた」というようなことを曲間で言っていました。
ちょっと昔のフォークの匂いもありますが、好きな感じの曲調です。3曲ほどじっと聴きましたが、キャッチーというほどのことでもなく、でもフレーズが耳に残る1曲もありました。
歌声も、あまり似たタイプのものは聴いたことがなく、心地よくてずっと聴いていたいと。
基本的に、シンガーは歌のうまさではなく、声(声質)が全てだと思っています。心地よいアトラクティブな声かどうか。声に引きつけられないと、どんなに歌がうまいプロ歌手でもあまり聴きたいとは思えないですね。
少々、お酒を飲んだあとだったこともあり、ストリートミュージシャンに声を掛けることなど、かつて一度もなかった私が、演奏が一段落したところで話しかけてみました。
主に土曜日の夜、高田馬場で唄っており、特にライブハウスには出演はしてないそう。
CDは3枚あるとのことでしたので、オトナ買いで全部購入。
お酒の酔いもあり?、大枚を出して釣りはいらないと大見得を切りました(笑)・・。でもCDを聴いて大正解。歌声が気持ちよくて、大枚放出した価値あり!
実は、彼のCDを聴いたことで、昨日のブログに書いたメジャーデビューに気づいた女性シンガー始め、ライブハウスで買ってそのまま放置してあったCDをまとめて聴く気になったのでした・・。
1回聴いて終わりだろうなと思ったものが大半ですが、彼のCDは繰り返し聴いています。やっぱり声ですね。